もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
「大丈夫?
顔・・・真っ青よ?
休憩してきたら?」


師長の言葉に……


「だ・・・大丈夫です・・」


と、逃げ出したい自分を抑え、あたしは藤澤光の体を拭き始めた。


けど……。


「あ・・・あれ?」


手があかない。
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