もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
「でも……じゃないの。
たとえ意識がなくても、それを持っていたいというのが、光くんの意思なのよ。
意識がない分、その強い想いを尊重してあげないと」


と、師長は優しく、ゆっくりと言った。





意識が……ない?


あれから、今までの……。


ものすごく……長い間……?




「う、そ……」
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