もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】





「あれ?」


目を覚ましたとき、白い天井が目に飛び込んできた。


「あ。
雨宮さん。
大丈夫?」


同僚の看護師が、点滴をさわりながら声をかけてくれる。


「あれ?
あたし・・・?」


「あ~。
倒れたみたいよ。
今日は日差しが強いから」
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