もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
――ガタン……。


飲み物が出てくる音が、やけに大きく、胸に響いた。


「……え?」


喉が、カラカラになってくるのが、わかる。


「な……な……何で?」


おかしくもないのに、半笑いのような顔になってしまう。


だって、殺されかけた……って、何?


冗談でしょ?
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