もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
翔の目からも、ポロポロと涙がこぼれた。
それをこぶしでぬぐった翔が、あたしの前まで歩いてきて……。
あたしの肩を揺すった。
「それなのに……。
おまえ、どうして……。
あの時……しなかったんだ?」
「……っ」
「いくら近くにいたとしても。
今のアイツとできるのか?
もう何年もあのままのアイツと……。
おまえ……未来を築いていけるのかよっ!!」
それをこぶしでぬぐった翔が、あたしの前まで歩いてきて……。
あたしの肩を揺すった。
「それなのに……。
おまえ、どうして……。
あの時……しなかったんだ?」
「……っ」
「いくら近くにいたとしても。
今のアイツとできるのか?
もう何年もあのままのアイツと……。
おまえ……未来を築いていけるのかよっ!!」