もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
どうして、あたしは……。


光との“未来”を……踏み出さなかったんだろう。


光と未来を歩むことを怖がって……。


あたしは、思い出なんていう過去に……しがみついた。


あれほど、過去を捨てたがっていたのに。


あれほど、過去を嫌がっていたのに。


結局……。


一番過去にこだわっていたのは……。


他でもない……あたしだった。
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