もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
すると、翔は、やってられないというように顔をそむけて……。


それから、ポツンと呟いた。


「光の義理の父親。
会社がうまくいってなかったみたいで」


「…………」


「光の義理の兄ちゃんも……。
ホストして稼いだみたいだけど……。
全然おっつかなくて」


「…………」


「光に……。
多額の生命保険をかけて……殺そうとしたんだ」
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