もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
こぼれる涙をグイッとぬぐう。


「あたしだけは、ずっとそばにいて……。
光に話しかけていたい。
後悔するよりも……。
あたしは、光との未来を見つめていたい」


目を覚まさない光を見おろす。


そして……。


光の手を握りしめた。


「だって……。
光の体は、まだあったかいもん。
ちゃんと生きてる!!
だから……絶対絶対、離れない!!」


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