もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
「そ~んな、一途な光くんに。
ご褒美でも、あげちゃおっかなぁ?
今日、これから――…
家にくる?」


舞は、細い指を、オレの頬にそえ、



それをゆっくりと下に動かし――…



「一緒に勉強しよっか?」



ツツツ…と、オレの唇を撫でる。



「…っ…」



――胸がざわつく。

< 76 / 708 >

この作品をシェア

pagetop