もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
「光の愛をあたしに見せてよ」



そう、望んでいるんだよな?



「光の愛をあたしに、ちょうだい!!」



そう、求めているんだよな?





でも――…オレ。




「オレ…。
結構…重いよ?」



自嘲気味に笑うオレの頬を、涙が伝う。



オレ、さ。


こんな、図書館の前の公園で。


恥ずかしげもなく叫べるおまえとは、違うんだよな?
< 87 / 708 >

この作品をシェア

pagetop