もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
「光・・・・?」



驚いたように、目を見開いた雨宮麻衣に。





「幻滅した?
しかも。
オレって、かなり脆い・・・」




そう呟くと――…





オレの言葉の続きを、雨宮麻衣は唇で塞いだ。



細い腕でオレを抱きしめ。



ぶるぶると肩を震わせる。

< 88 / 708 >

この作品をシェア

pagetop