もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
「…ぁっ…」



雨宮麻衣の甘い声を確認し――…


長く、深いキスを続ける。





「んっ…
…はっ…」



甘い吐息を時折漏らし、



ぐったりとオレに体をあずける雨宮麻衣の肩をつかみ、いったん離し――…



潤んだ瞳をのぞきこむ。



「オレから一分・一秒離れるな。
オレだけ見て。
オレの声だけ聞いて。
オレのことだけ感じてろ」
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