あたしと先輩。
「えへ☆って…あんたなぁ…」


「返事しようもできひんやん」


…そうなんです。

でも仕方ないんです。

だって聞く前に行っちゃったんだから。


「もー、アホやなぁ…」


りんりんもらんらんも春ちゃんも呆れ顔だ。


でもただ一人、鼻で笑ったクソがいた。


「だから言ったろ?遊びだって。本気だったら名乗ってくだろ」


んなことお前言ってないじゃん。


「そんなことないわよっ。名前言い忘れてたのよ」


「名前言い忘れるバカなんていねーよ」


すかさず司に言い返される。


…反論出来ないのが悔しい。


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