あたしと先輩。
『…』


「…」


…だ、誰が入ってきてしもうた…


「…顔、伏せろ」


耳元でボソッと吐かれる。


耳と顔が熱い…


なんか、照れるし…


…ってかさ、別に伏せんでもよくないか?


司が離せばいい話じゃないか。


「司、離してよ」


「…」


「ねぇ、ちょっと」


「…」


…むか。


こんなにシカトされると悲しくなってくるわ。


「ねぇってば!!」


そう言って顔を上げると、視界に入ってきたのは…
















「…っあー!!!!今朝のー!!?」






「え」


「…」



< 33 / 106 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop