あたしと先輩。
「三年生のお姉様方、先輩と同い年の先輩、俺らと同級生。どれからも大人気」


「ほぉ~…」


実は、すごい人だったんですね…


名前変わってるのに(失礼)


「恵瑠、すごいやん。んな大物。もはやスターやん」


「あ、ありがと…?」


あれ、あたしはほめられてないのか。


「あれ?樫山くんは?今日休みなん?そう言えば、朝から見てへんわ」


おいおい、りんさん。

もう二時間目も終わったよ、気付くの遅いよ。


「俺は知らない。サボリじゃね?」


…司がサボリ、ねぇ…


珍しいこともあるもんだ。


あいつ、サボリはしなかったのに。


「…やっぱショックだったんかな」


春ちゃんがボソッと吐いた。


「え、なに?何が?」


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