あたしと先輩。
「どうぞどうぞ~。紅茶大丈夫かしら」


お母様が眩しいくらい素敵な笑顔を向けてくれる。


「はいっ、大好きです!!」


やばい、女のあたしでも惚れてしまいそうなくらい素敵…


地織さんも、お母様も、素敵すぎるよぉ…


「恵瑠おねーちゃんっ」


「ん、なぁに?真地くん」


やばっ!!


可愛すぎてクラクラする!!


「乃にぃのどこが好きなの?」


…そ、それ聞く…?


「それはねぇ」


それは…





…ん?なんだっけ…?


あ、あたし…先輩のどこを好きになったんだっけ…


…もしかして、あたし顔で決め…


「…ちゃったっけ…」


「恵瑠おねーちゃん?」


首を傾げる真地くん。


こ、こんな可愛くて純粋な子に、顔がタイプだったからだなんて言えない!!


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