spiral "again"

俺は無意識に叫んでいた。


來は無表情のまま、続ける。

「そうだね。彼等は哀れな犠牲者。

だから今、こうして学園を襲ってきてるんだろうね。」


來は溜め息を吐いた後、強い瞳で俺を見つめた。


「だけど海、迷っちゃいけないよ?どんな生い立ちでも、彼等は敵。
大切なものを護るには、彼等と戦うしかないんだよ。」


「…。」


俺は、大切なものを護りたい


けど、その為にはーーー




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