spiral "again"
確かに
海は誰よりも、『あの人』の面影がある
まるで、『あの人』がまた学園に来てくれたように…
「海と渚君。これはきっと二人の宿命なんだろうね。」
海が『あの人』なら
渚の役割は、きっとーー
「ねぇ、stay。」
stayは紅茶を置いた。
「stayはまだ、あの時の自分の無力さに苦しんでる?」
來がまた写真を眺めた。
そこには、七人の生徒がふざけていて
中心には、どこか海に似ている少年が写っていたーー