spiral "again"

俺の技は最後まで発動されることなく、パァンと音を立てて割れていった。

それと同時に、突如襲いかかってきた激痛に俺はその場に倒れ込む。


「っ…ぐぁ!」

何だ?何が起きたんだ?

まるで…体の中から抉られてるみたいな…



「限界だな、二宮海。」



俺が声を発する間もなく

俺はキングに蹴り飛ばされた。


「っ!」

広がったキングとの距離

俺はもう立ち上がることも出来なかった。



「能力値が変わってないのはすげぇけど、デカすぎる能力値に体がついていってねーな?」



< 216 / 384 >

この作品をシェア

pagetop