spiral "again"

「残りの奴は東京の魔物討伐に向かう。

このまま出発するぞ。」


「「「了解!!」」」


学園長が指をパチンと鳴らすと、床に魔法陣が現れた。


「上級魔物はまだ郊外の森の中に潜んでいるわ。

出来るだけ街には出さず、森の中で仕留めて頂戴。」


「「「ハイ!」」」


俺達は魔法陣の上に乗る。

光が輝きを増していった。


「気をつけて下さい。」

「あぁ…。お前等も、学園のことは頼むな?」


愁の言葉に、祐介達は笑顔で答えた。




この時から、俺達は罠にハマっていたんだ

敵のーー53番目のアイツが仕掛けた、巧妙な罠に…



そんなことも知らない俺達は

東京へと、転送されていった。



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