spiral "again"
joker
「ぐっ!」
飛ばされた反動で、俺は真後ろの棚にぶつかった。
それと同時に、上から次々と落ちてくる資料
「はぁ…はぁ…。」
「クス、もうギブアップですか?」
楠木は笑いながら銃に新しい弾を込める。
楠木はまだ、無傷だった。
「これゴム弾なんですけど、結構威力あるでしょ?
意識を失わない程度に痛めつける…一種の拷問器具として開発されたんですよ。」
そう言って楠木は照準を俺に向けた。
音と同時に、右肩に激痛が走る。