spiral "again"

「だからーー」

言葉と同時に、楠木は俺の頭を踏みつける。

「っ!?」

「貴方達の敵は『私』。



なら、貴方達を倒せば此方の勝ちですよね?」


カチャリーー銃が少し音を立てた。



例えゴム弾でも、この距離なら相当な威力だろう



柚璃の輝石があるから傷は完治出来るけど


何か活路を見いださねーと同じ事の繰り返しだ



能力さえ、使えたらーー


「サヨナラ、正義のヒーローさん?」


覚悟を決めて目を瞑った瞬間


ダンーーー




< 289 / 384 >

この作品をシェア

pagetop