spiral "again"
來は懐かしそうに礼を眺める。
「“凍れる時の秘法”を解いて、雅紀君達を復活させたって聞いて…ビックリしたよ。」
「私も、まだ学園の理事長をしていたなんて驚きました。」
…?
やっぱり、二人は知り合いなのか?
「『私』が存在する限り、いつかこんな日が来るとは思ってた。
けど、この子の心は…そんなこと望んでいなかった。」
來は自分の胸に手をあてる。
『この子』って…誰だ?
「それでも運命は私達が存在する限り変わりませんよ。
私も貴方も、自分の役割を果たしに来ただけなのですから。」