spiral "again"
來は白い光を纏う。
終わりの能力を封じる、唯一の力ーーー
「馬鹿にしてるんですか?」
礼はクス、と笑う。
「その力は一度しか使えず、発動に莫大な時間を費やす。
その間私が大人しく待っているとでも?」
ガターー
背後から聞こえた物音に礼は振り返る。
そこには、氷の剣を握った海と雷の剣を握ったstayの姿
「成る程…貴方方が騎士ですか。」
礼は海とstayに拳銃を向けた。
「いいか海、作戦通りにいくぞ。」
「あぁ。」
海が頷くと、二人は一斉に礼に向かっていく。
眩い光が放たれたーーー
「…もう二度と見れないタッグだね。」
能力を発動させながら、來は呟いた。
「新旧校内一能力値保持者による、タッグバトルーーー」