spiral "again"

俺がそう言うと悠太は「あぁ!」と思い出したみたいだ。



「その節は協力、感謝します。」


「いえ、そんな大した事してないんで。」



たどたどしい会話



昔の面影なんて、微塵も感じない






分かってる




俺は過去も名前も思い出も全て捨てて、『stay』になった




親友を捨てて、俺は居場所を買ったんだ






悠太の内に、俺が居ないって事は


嫌ってぐらい、分かってる




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