spiral "again"

そう言ったのは、柚璃(?)だった。

気のせいか?
柚璃の背後に、黒いオーラが見えるのは…


「一人で行ける。だから柚璃も教室戻「愁。」

柚璃の笑顔が何故か笑ってるように見えない。


「私、一応治療班班長なの。で、愁は患者なのよ?

怪我人は大人しく言うこと聞いてて。」

「…ハイ。」

愁は冷や汗を流しながら頷いた。

さすがの愁も、怒ってる柚璃には適わないらしい。

「じ、じゃあ俺達行くな?」

俺達はこれ以上巻き込まれないようにこの場を去った。


愁の悲痛の叫びを無視しながらーー




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