spiral "again"

陽気な雰囲気を纏って、stayは段々近付いてくる。

「すげーだろ、俺の能力。」

能力?

コイツ、能力なんて使ったか?

「能力っつっても、コイツのこと。」

俺の心を読んだようにstayはそう言って

俺に向かって手を伸ばした。


するとそれに反応するように、側に突き刺さっていた剣が輝きを放ち消えていく。

「!」

気付いたら

stayの手に握られていた。


「どうだ?俺の能力…『雷神』の威力は。」


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