ぷらすちっくレンズ
本日、
これが最後のチャンス。
授業が終われば、
朝倉はすぐに教室を出て
明日の朝まで、この教室に
戻ってくる事は無いのだ。
そして、あすの提出期限を
守れない朝倉は、
また担任に
詰め寄られてしまうのだ。
なにも、恩義も同情もないが、
俺のせいで怒られてしまっては、
これからの学生生活が
ギクシャクするというものだ。
片岡の話を聞いてからは、
なおさらだ。
なにをされるかわからない。
授業は淡々と続いている。
先生は黒板に、
お会いした事もない、
興味も無いギリシャ時代の
年表を書き続けている。
おれは、朝倉へのプリントを
渡すだけど言う、
初恋少女があこがれの先輩に
ラブレターを渡すがごとく
悩みを抱えて、
まともに授業に集中できん。
そのときである。
ふと気づいた。
そして、行動に移す。
プリントをたたみ、
「沢田総司、委員長に頼まれプリントをお渡しいたす。提出期限、要注意!」
プリント裏に記して、
朝倉に無言で渡す。
朝倉は、こちらを一瞬
不機嫌そうにみたが、
プリントを受け取った。
はじめから、
こうしていれば、
おれは今日一日、
初恋のようなアンニュイな
いらぬドキドキなんて、
味わう事は無かったのだ。。
朝倉は、
プリントをみると
躊躇なく何かを書き始めた。
「なんだ、こいつ。部活決めていたのか」
俺といえば、
確かに青春を部活動に
注ぐ事も検討してみたが、
3秒で却下。
迷うことなく、
帰宅部にマルをしたのであった。
これが最後のチャンス。
授業が終われば、
朝倉はすぐに教室を出て
明日の朝まで、この教室に
戻ってくる事は無いのだ。
そして、あすの提出期限を
守れない朝倉は、
また担任に
詰め寄られてしまうのだ。
なにも、恩義も同情もないが、
俺のせいで怒られてしまっては、
これからの学生生活が
ギクシャクするというものだ。
片岡の話を聞いてからは、
なおさらだ。
なにをされるかわからない。
授業は淡々と続いている。
先生は黒板に、
お会いした事もない、
興味も無いギリシャ時代の
年表を書き続けている。
おれは、朝倉へのプリントを
渡すだけど言う、
初恋少女があこがれの先輩に
ラブレターを渡すがごとく
悩みを抱えて、
まともに授業に集中できん。
そのときである。
ふと気づいた。
そして、行動に移す。
プリントをたたみ、
「沢田総司、委員長に頼まれプリントをお渡しいたす。提出期限、要注意!」
プリント裏に記して、
朝倉に無言で渡す。
朝倉は、こちらを一瞬
不機嫌そうにみたが、
プリントを受け取った。
はじめから、
こうしていれば、
おれは今日一日、
初恋のようなアンニュイな
いらぬドキドキなんて、
味わう事は無かったのだ。。
朝倉は、
プリントをみると
躊躇なく何かを書き始めた。
「なんだ、こいつ。部活決めていたのか」
俺といえば、
確かに青春を部活動に
注ぐ事も検討してみたが、
3秒で却下。
迷うことなく、
帰宅部にマルをしたのであった。