DREAM
また放課後
「柚芽~☆おはよ!」

「あ、菜穂!おはよ~。」



加藤くんとの出来事から一週間。
シューズケースの当たった頭のたんこぶも、だいぶ腫れがひいていた。




あれから何となく、加藤くんを目で追ってる自分がいた。













「…―ねぇ、柚芽ッてば~!」

「ん?!」

「さっきから呼んでもシカトなんだもん!!」

「ごめんごめん~!何?」

「今日さぁ、あたし用事あるから一緒帰れないや~!」

「OK~、わかったー。」



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