SEVENTEEN ~アルト吹きの永遠~
そのまま立ちすくんでしまった私に
先輩たちがやさしく声をかけてくれた

「心配することじゃないよ。ただのひがみでしょ?いつもの」

そう思いたいんです。
けど違うみたいなんです

私、なにかしたみたいなんです。


心のもやもやが解けないまま
ずっと部活は進んでいった。

いつも美依子といたけれど
それからはずっと先輩がいてくれた

そんな先輩に甘えていた。
まだうまく吹けないサックス。
先輩は優しく教えてくれるけれど
私はこの楽器になってはいけなかったのかも。

そんなこと絶対にいえないけれど
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