SEVENTEEN ~アルト吹きの永遠~
入学式も終わり、教室に帰った。

まだまだドキドキするな・・・
まだ心臓が落ち着かない私。

あの人、どこかで見たことあるような
無いような



でもまだ緊張がとけなくて固まっているい私の背中を
つんと爪の感触がした。


「後ろの席、よろしくね!」

「あ・・・・。よろしく・・・ね?」


「うん!私、上宮まみこって言うの!まみこって呼んでくれていいよ」

「えぇと、私は伊藤雅。 みやびと呼んでください・・」


初めて喋りかけてくれた
とてもかわいい女の子

「みやびちゃんかぁ~!かわいい名前!」

「あ、ありがとう。変わってるよね」

「ううん!憧れるわ~」


かわいいだけじゃなくておもしろくてやさしい人みたい



「と・・・友達になってくれるかなぁ・・・・?」

あつかましいこと聞いちゃったかな?
変なこと言っちゃったかな?


「あたりまえだよ!仲良くしてね」




なんだかすごくこれからが楽しみになってきた

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