SEVENTEEN ~アルト吹きの永遠~
その日お弁当は3人で食べた。
憧れていた。
中学まではずっと給食だったから
お弁当は新鮮。

「そういえば、もうすぐ部活はじまるんだよね」
朝配られた4月の予定表を見ながら
まみこが言った

・・・部活

「二人はどの部活に中学入ってたの?」

『吹奏楽!』
まみことはるなの声が重なった。

「吹奏楽!」
私も言い返した。

「じゃ、みんなで同じ部活になれるんだね!」
まみこがうれしそうな顔で二人を交互に見る。

部活・・・まみこやはるながいたらやっていけるかも

なんて、思ったりしてしまう。
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