狐
参
目を覚ますと見覚えの無い白い天井。
白い触り心地の良い柔らかい布団?
と…言うより何故、動けたいんだろう。
横を見ると、あの彼の顔が!!ちっ近い///
顔を背けよう様としたら、抱き締められ…唇に温かく柔らかい感触が。
『んむっ!?』
あまりにいきなりの事に驚き、変化が解けてしまった!!
彼も目が完全に覚めた様で、私の耳や九本の尻尾に驚き…戸惑っている。
彼に嫌われて終ったかもしれない…どうしよう…嫌われたくない。
そう思ったら涙が出てきた。