狐
「真白…吐き気や目眩はつわりって言って、妊娠をした女性がなるものだ。」
『じゃぁ…私は…』
「あぁ、ここに俺と真白の子が居るんだ。」
『私達の子供。嬉しい…はっ!!まだ出産の準備や名前を決めていません!!』
「あっ!!」
あれから4月立ち、子供が産まれた。
名は翡翠。
才蔵の様に美しい黒髪に、私の翡翠の瞳。
才蔵がその瞳を見て、翡翠と名付けた。
本当に可愛らしく愛しい子。
これから、この子を才蔵と2人で守っていこうと決めた。