ワタシノタイヨウ
彼とは1年半前病院で出会ったらしい。
2つ年上だと言っていた。彼女が病気で辛い時、彼が支えてくれたそうだ。
『ふぅん、そうなんだ‥』
そう言って私は、また窓の外を見つめた。
さっきより雨が小降りになっている。
そんな私を見てツキコは、
「好きに理由なんていらないんじゃないかな。頭で考えるより、心や行動で好きって分かる事ってあると思うから‥。」
私はツキコの言葉に
『うん、そうだね。』
と素直に答えていた。
昨日彼に冷たく突き放され、どうする事も出来なかった私。
私の中で、彼の存在がどんどん大きくなり、胸が苦しくて涙が出そうになる。
きっと初めて彼を見た時から、私は恋に落ちていたんだ。
ただはっきり気がつかなかっただけで‥。
今は、この胸の苦しみがなんなのかはっきり分かる。
私は、ツキコに彼の事を話した。
「カスミにも、やっと大切な人が見つかったんだね。なんか安心した。私応援するよ。」
と嬉しそうに微笑んだ。
ツキコに彼の事を話した事と、はっきりしなかったこの気持ちが恋だとわかった事で、私の気持ちが前向きに変わり、落ち込んでいた心も少し吹っ切れた気がした。
*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*
2つ年上だと言っていた。彼女が病気で辛い時、彼が支えてくれたそうだ。
『ふぅん、そうなんだ‥』
そう言って私は、また窓の外を見つめた。
さっきより雨が小降りになっている。
そんな私を見てツキコは、
「好きに理由なんていらないんじゃないかな。頭で考えるより、心や行動で好きって分かる事ってあると思うから‥。」
私はツキコの言葉に
『うん、そうだね。』
と素直に答えていた。
昨日彼に冷たく突き放され、どうする事も出来なかった私。
私の中で、彼の存在がどんどん大きくなり、胸が苦しくて涙が出そうになる。
きっと初めて彼を見た時から、私は恋に落ちていたんだ。
ただはっきり気がつかなかっただけで‥。
今は、この胸の苦しみがなんなのかはっきり分かる。
私は、ツキコに彼の事を話した。
「カスミにも、やっと大切な人が見つかったんだね。なんか安心した。私応援するよ。」
と嬉しそうに微笑んだ。
ツキコに彼の事を話した事と、はっきりしなかったこの気持ちが恋だとわかった事で、私の気持ちが前向きに変わり、落ち込んでいた心も少し吹っ切れた気がした。
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