ワタシノタイヨウ
「それより、今日はどうした?」


タバコを取り出し火をつけながら彼はたずねた。


『用がないと来ちゃダメですか』


私の言葉に一瞬火をつける手が止まった。


でもすぐにタバコに火はつけられ吐き出す煙りが窓の外へ消えていく。


「ん〜別にかまわないけど。」


彼は照れてるような困っているようなそんな表情で、タバコを持っている手で頭を何度か掻いた。


『よかったぁ♪』


私は素直に喜び、彼に満面の笑顔を見せた。


それを見た彼は「まあいいか」といった表情で私を優しく見つめ微笑んだ。



*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*
< 53 / 156 >

この作品をシェア

pagetop