ワタシノタイヨウ
第六話 秘密
あれから何度か部活に行ったけど、ユウ君はいつも通りで、あれ以来青山先生の話しはしてこなかった。
ただ時々私を見つめる目が寂しそうなのが気になる…。
でも、ユウ君は青山先生に用があったって言ってたけど……。
確か先生は1年の授業は担当してないはずだし…他に接点があるようには思えないんだけど…何だったんだろう……?
そんなことを考えながら、私は放課後裏庭へと向かっていた。
今日は部活がない日なので、私は気兼ねなく先生に会える。
裏庭のベンチに行くと、先生は横になって腕で顔を隠し寝ていた。
(また寝てるし…)
来週から夏休み。
7月の暑い陽射しの中、よくこんな所で眠れるなと感心しながら私はベンチに向かって歩いていた。
空を見上げると、わたあめのような真っ白い雲が、夏の青い空に浮かんでいる。
(まあ、今日は比較的涼しい方かな…)
今の時間、ベンチは校舎の影にあり、それほど暑くはないようだった。
私は彼を脅かしてやろうと、静かに近づく。
でも…あと1mって所で……
「また来たのか…鈴原。」
呆れたようなに言う彼の声が聞こえた。
『うっっ、ばれてたか…。』
私はその場で立ち止まり彼の顔を覗き込む。
顔はまだ、腕で隠されたままで、表情は見えなかった。
*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*
ただ時々私を見つめる目が寂しそうなのが気になる…。
でも、ユウ君は青山先生に用があったって言ってたけど……。
確か先生は1年の授業は担当してないはずだし…他に接点があるようには思えないんだけど…何だったんだろう……?
そんなことを考えながら、私は放課後裏庭へと向かっていた。
今日は部活がない日なので、私は気兼ねなく先生に会える。
裏庭のベンチに行くと、先生は横になって腕で顔を隠し寝ていた。
(また寝てるし…)
来週から夏休み。
7月の暑い陽射しの中、よくこんな所で眠れるなと感心しながら私はベンチに向かって歩いていた。
空を見上げると、わたあめのような真っ白い雲が、夏の青い空に浮かんでいる。
(まあ、今日は比較的涼しい方かな…)
今の時間、ベンチは校舎の影にあり、それほど暑くはないようだった。
私は彼を脅かしてやろうと、静かに近づく。
でも…あと1mって所で……
「また来たのか…鈴原。」
呆れたようなに言う彼の声が聞こえた。
『うっっ、ばれてたか…。』
私はその場で立ち止まり彼の顔を覗き込む。
顔はまだ、腕で隠されたままで、表情は見えなかった。
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