ワタシノタイヨウ
相変わらず特に反応のない彼の背中を見つけると、後ろ手にドアを閉め近くへ走り寄る。
『先生、アイス買ってきたよ。一緒に食べよ。』
私がコンビニの袋を彼の顔の横に突き出すと、それをチラッと見て
「部活終わったのか。」
『はい!もう外めちゃ暑いです。だからアイス買ってきたの。』
私がニッコリ笑って言うと
「じゃあ溶けないうちに食うか」
そう言って私の方を向いた。
「ところで、アイス何買ってきたんだ。悪いけど、バニラとかチョコとか甘い系はダメだから…」
『えっと、私の好きなガリガリ君買ってきたんだけど…』
「もちろんソーダ味だよな。」
彼は上目使いに私を見てニヤリと笑う。
『うん。もちろん!』
「んじゃ食える。やっぱガリガリ君はソーダ味じゃないとな。」
そう言って私からアイスを受け取ると、袋を開けかぶりついた。
(先生ガリガリ君好きなんだぁ。そんで、甘い系は苦手か。またひとつ先生の事知っちゃった。)
ガリガリ君を美味しそうにかぶりつく彼の姿がかわいくて、私はクスッと笑ってしまった。
「何笑ってんだ。早く食わないと溶けるぞ。」
そう言われて慌てて私もアイスにかぶりつく。
さっきまでかいていた汗がアイスを食べた事によって、いくらか冷やされ引いていくのがわかった。
*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*
『先生、アイス買ってきたよ。一緒に食べよ。』
私がコンビニの袋を彼の顔の横に突き出すと、それをチラッと見て
「部活終わったのか。」
『はい!もう外めちゃ暑いです。だからアイス買ってきたの。』
私がニッコリ笑って言うと
「じゃあ溶けないうちに食うか」
そう言って私の方を向いた。
「ところで、アイス何買ってきたんだ。悪いけど、バニラとかチョコとか甘い系はダメだから…」
『えっと、私の好きなガリガリ君買ってきたんだけど…』
「もちろんソーダ味だよな。」
彼は上目使いに私を見てニヤリと笑う。
『うん。もちろん!』
「んじゃ食える。やっぱガリガリ君はソーダ味じゃないとな。」
そう言って私からアイスを受け取ると、袋を開けかぶりついた。
(先生ガリガリ君好きなんだぁ。そんで、甘い系は苦手か。またひとつ先生の事知っちゃった。)
ガリガリ君を美味しそうにかぶりつく彼の姿がかわいくて、私はクスッと笑ってしまった。
「何笑ってんだ。早く食わないと溶けるぞ。」
そう言われて慌てて私もアイスにかぶりつく。
さっきまでかいていた汗がアイスを食べた事によって、いくらか冷やされ引いていくのがわかった。
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