ワタシノタイヨウ
ユウ君はそのまま私を引き寄せ抱きしめた。
(えっっ!!)
私の身体はユウ君の腕の中にすっぽり入ってしまった。
ユウ君は何も言わずギュッと抱きしめる腕に力を入れる。
私は一瞬この状況が理解出来ず、頭の中が真っ白になった。
でもすぐ我に返ると、
『…ユウ君、離…して…』
なんとか声を絞り出した。
私の声にハッっとしたユウ君は、慌てて腕を離し、
「ご、ごめん…」
真っ赤な顔でうつむく。
そしてくるっと後ろを向くと、
「先輩がっ、あんなくだらない嘘言うからいけないんだからな!」
『…ごめん。』
私は素直に謝った。
「…っ彼氏欲しいなら、オレがいつでもなってやるよ。」
『えっ!』
ユウ君は私を振り返らずに、真っ直ぐ走って行ってしまった。
私は走り去って行くユウ君の後ろ姿を見つめながら、自分の顔が熱くなるのを感じていた。
(今のって告白!?それとも冗談!?)
なんとなく辺りを見回す。
とりあえず誰にも見られてはいなかったようでホッとした。
でもすぐにユウ君にギュッと抱きしめられた事を思い出す。
いつもふざけあって身体に触れる事はしょっちゅうだったけど…
抱きしめられた時、ユウ君も男なんだと改めて感じた。
そう思ったら私の心臓はドキドキして、しばらく止まらなかった。
*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*
(えっっ!!)
私の身体はユウ君の腕の中にすっぽり入ってしまった。
ユウ君は何も言わずギュッと抱きしめる腕に力を入れる。
私は一瞬この状況が理解出来ず、頭の中が真っ白になった。
でもすぐ我に返ると、
『…ユウ君、離…して…』
なんとか声を絞り出した。
私の声にハッっとしたユウ君は、慌てて腕を離し、
「ご、ごめん…」
真っ赤な顔でうつむく。
そしてくるっと後ろを向くと、
「先輩がっ、あんなくだらない嘘言うからいけないんだからな!」
『…ごめん。』
私は素直に謝った。
「…っ彼氏欲しいなら、オレがいつでもなってやるよ。」
『えっ!』
ユウ君は私を振り返らずに、真っ直ぐ走って行ってしまった。
私は走り去って行くユウ君の後ろ姿を見つめながら、自分の顔が熱くなるのを感じていた。
(今のって告白!?それとも冗談!?)
なんとなく辺りを見回す。
とりあえず誰にも見られてはいなかったようでホッとした。
でもすぐにユウ君にギュッと抱きしめられた事を思い出す。
いつもふざけあって身体に触れる事はしょっちゅうだったけど…
抱きしめられた時、ユウ君も男なんだと改めて感じた。
そう思ったら私の心臓はドキドキして、しばらく止まらなかった。
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