ワタシノタイヨウ
部活が終わり、明日からしばらく部活が休みとの話しが今井先生からされた。


(あぁそうか…お盆入るからしばらく部活無いんだっけ。)


しばらく青山先生に会えなくなるので、着替えたらとりあえず会いに行ってみようと、友達と部室に向かって歩いていると、後ろから今井先生に呼び止められた。


「鈴原〜帰るとこ悪いけど、ちょっと頼みがあるからいいかな。」


そう言って私に向かって手招きをする。



(さっきの事…かな…)



あんまり行きたくなかったけど、私は仕方なく渋々引き返した。



『なんですか…』


「まあ、そんなに睨むなよ。」


私の頭をポンと叩く。



ちょっとついて来てと言われ、私は不安を抱きながら、とりあえず今井先生の後ろをついて行った。


どこかの部屋の前に着くと今井先生は鍵を開け中に入る。


私は入口を見上げた。そこには、英語準備室とある。



(そういえば、前もここに…)



今井先生に中に入るよう促された私は、あまり気が進まなかったけど彼の後について部屋に入った。



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