ワタシノタイヨウ
私の手をしっかり握り、スタスタ歩くユウ君の横顔をそっと見る。
まだ少し興奮しているのか、眉間にシワがよっていた。
『ユウ君…ありがと。』
私はユウ君にお礼を言う。
その声に反応してユウ君はピタっと足を止めた。
そしてくるっと振り向くと、そっと私を抱きしめた。
「何やってんだよ。あんな奴に簡単についていくなよ。」
ぎゅっと腕に力を入れた後、静かに身体を離す。
少し口調は怒っていたけど、表情はとても心配してくれているのがわかった。
『ごめん…』
「これだから、ほっとけないよ」
頭をポリポリ掻きながら呟く。
「あいつと歩いて行く姿見て、なんか気になって…後つけてみて正解だったなぁ。まあ、今回はオレのせいでもあるみたいだし…」
(話し聞いてた…?)
私がうつむいて黙っていると…
「先輩…あいつの事……青山の事好きなの?」
ユウ君は少し震える声で私に聞いてきた。
私はどう答えていいのかわからずただ黙ってうつむいている事しか出来なかった。
*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*
まだ少し興奮しているのか、眉間にシワがよっていた。
『ユウ君…ありがと。』
私はユウ君にお礼を言う。
その声に反応してユウ君はピタっと足を止めた。
そしてくるっと振り向くと、そっと私を抱きしめた。
「何やってんだよ。あんな奴に簡単についていくなよ。」
ぎゅっと腕に力を入れた後、静かに身体を離す。
少し口調は怒っていたけど、表情はとても心配してくれているのがわかった。
『ごめん…』
「これだから、ほっとけないよ」
頭をポリポリ掻きながら呟く。
「あいつと歩いて行く姿見て、なんか気になって…後つけてみて正解だったなぁ。まあ、今回はオレのせいでもあるみたいだし…」
(話し聞いてた…?)
私がうつむいて黙っていると…
「先輩…あいつの事……青山の事好きなの?」
ユウ君は少し震える声で私に聞いてきた。
私はどう答えていいのかわからずただ黙ってうつむいている事しか出来なかった。
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