ワタシノタイヨウ
第七話 雨上がりの太陽
お盆に入り私は、母親の実家がある北海道へと家族で来ていた。
真っ青な青空の下、時々心地いい風を頬に感じながら私は周りを散歩していた。
(やっぱりこっちは涼しいなぁ)
太陽は相変わらず眩しい光を放っていたけど、肌にあたる陽射しはなんだか気持ちいいくらいだ。
私は久しぶりにツキコと電話で話をしていた。
「そっかぁ、私がいない間にいろいろあったんだねぇ。」
ツキコは夏休みに入ってすぐ療養の為、軽井沢にある別荘に行っていた。
毎年夏休みはそこで過ごしているそうだ。
何日か前から彼も遊びに来てくれていて、楽しく過ごしているらしい。
「あっ、そういえば…今井先生の変な噂聞いたかも…。」
私が今井先生に何かされそうになった事を話すと、ツキコは思い出したように話し始めた。
「気に入った女子に手出してるって聞いたような…。」
『えっ、マジで…』
「ん〜でも誘われた女子もその気があって付き合ってるみたい。ただ飽きるとすぐ違う生徒に声かけてるらしいから…結構泣いてる子いるって聞いた。」
『ひどい……』
なんだか今井先生のイメージが、音をたてて崩れていく。
「まあ噂だし、ホントのとこは私にもわからないけど…カスミの場合は弱み握ったから、それネタにいけるって思って誘ってきたんだろうね。」
私は何も言えず黙ってしまった。
*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*
真っ青な青空の下、時々心地いい風を頬に感じながら私は周りを散歩していた。
(やっぱりこっちは涼しいなぁ)
太陽は相変わらず眩しい光を放っていたけど、肌にあたる陽射しはなんだか気持ちいいくらいだ。
私は久しぶりにツキコと電話で話をしていた。
「そっかぁ、私がいない間にいろいろあったんだねぇ。」
ツキコは夏休みに入ってすぐ療養の為、軽井沢にある別荘に行っていた。
毎年夏休みはそこで過ごしているそうだ。
何日か前から彼も遊びに来てくれていて、楽しく過ごしているらしい。
「あっ、そういえば…今井先生の変な噂聞いたかも…。」
私が今井先生に何かされそうになった事を話すと、ツキコは思い出したように話し始めた。
「気に入った女子に手出してるって聞いたような…。」
『えっ、マジで…』
「ん〜でも誘われた女子もその気があって付き合ってるみたい。ただ飽きるとすぐ違う生徒に声かけてるらしいから…結構泣いてる子いるって聞いた。」
『ひどい……』
なんだか今井先生のイメージが、音をたてて崩れていく。
「まあ噂だし、ホントのとこは私にもわからないけど…カスミの場合は弱み握ったから、それネタにいけるって思って誘ってきたんだろうね。」
私は何も言えず黙ってしまった。
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