ワタシノタイヨウ
「でも、ユウ君だっけ?なかなかいい子じゃない。一度顔見た事あるけど結構いけてたし。付き合っちゃえばぁ。」
ツキコは少し明るい声で、わざとおどけたように言った。
『もうっ…私が先生の事すごく好きなの知ってるくせにぃ…』
「ん、わかってるよ…。でもね、カスミが辛い思いしてるなら、すぐ手の届く幸せを掴んでもいいかなぁってちょっと思ってさ。カスミには泣いてるより笑ってて欲しいから…」
ツキコの優しさが心に響く。
『ツキコ、ありがと…』
私は泣きそうになるのを必死にこらえていた。
『私、先生の事好きになって辛い事もいっぱいあるけど、幸せな気持ちになれる事もいっぱいある…それがすごく大切で、どんな事も乗り越えて行けそうな気がして…こんなふうに相手を想うのって初めてかもしれない。』
「うん、わかった。でも、泣きたくなったらいつでも呼ぶんだよ。一人で泣いちゃダメだからね。」
優しい声で私を応援してくれるツキコ。
私はツキコにパワーをもらって、この前のイヤな出来事も少しやわらいだ気がした。
(先生に会いたいなぁ…)
彼に会わずにお盆休みに入ってしまい、しばらく顔も見ていないし声も聞いていない。
部活が始まったら真っ先に彼に会いに行こうと、私は空を見上げ太陽に向かって誓ったのだった。
*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*
ツキコは少し明るい声で、わざとおどけたように言った。
『もうっ…私が先生の事すごく好きなの知ってるくせにぃ…』
「ん、わかってるよ…。でもね、カスミが辛い思いしてるなら、すぐ手の届く幸せを掴んでもいいかなぁってちょっと思ってさ。カスミには泣いてるより笑ってて欲しいから…」
ツキコの優しさが心に響く。
『ツキコ、ありがと…』
私は泣きそうになるのを必死にこらえていた。
『私、先生の事好きになって辛い事もいっぱいあるけど、幸せな気持ちになれる事もいっぱいある…それがすごく大切で、どんな事も乗り越えて行けそうな気がして…こんなふうに相手を想うのって初めてかもしれない。』
「うん、わかった。でも、泣きたくなったらいつでも呼ぶんだよ。一人で泣いちゃダメだからね。」
優しい声で私を応援してくれるツキコ。
私はツキコにパワーをもらって、この前のイヤな出来事も少しやわらいだ気がした。
(先生に会いたいなぁ…)
彼に会わずにお盆休みに入ってしまい、しばらく顔も見ていないし声も聞いていない。
部活が始まったら真っ先に彼に会いに行こうと、私は空を見上げ太陽に向かって誓ったのだった。
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