時を超えた恋 - 新撰組と毒舌最強少女 -【完】
―――スッパーン!
沖「おっはよーございま……って、ぁぁあああ!
土方さん、なに瑠偉さんを泣かしてるんですか!」
土「ちっげーよ!」
ギャアギャアと騒ぎ出した2人。
ちょっとー…
私、結構シリアスな気分だったんだけどー…
そんなコトを思っていると
ガシッと沖田さんに手を握られた。
沖「瑠偉さん大丈夫ですか!?何されたんですか!接吻とかされてないですよね!?」
瑠『は?いや…なにもされてないですよ。』
私がそう言うとホッとする沖田さん。
そして私を見て
沖「土方さんには気をつけてください。土方さんは変態ですから。
襲われそうになったら“この下半身野郎”と叫んで逃げてください。」
真剣な顔でそう言った。
瑠『真顔で変なこといわないでください。』
てか、下半身野郎って……下半身野郎って……
私は土方を
冷めた目でジトーッと見る。
土「っな、なんだよ。」
瑠『別に、“下半身野郎”なんて呼ばれるくらい変態なんだな、って思っただけ。』
土「俺は変態じゃねぇぇええ!」
土方の叫び声が屯所内に響いた。
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隊士「あの悲痛な叫び声で俺ら、起きたよな。」
隊士「超ビックリだったよね。内容が内容なだけに。」
(後日談)
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