時を超えた恋 - 新撰組と毒舌最強少女 -【完】
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瑠『粗方買いましたね。』
沖「ですねー……って。
いつまで引きずるんですか、瑠偉さん。」
夕方、日が暮れる頃
ようやく買い物が終わった私達。
なぜこんなに遅くなったかというと
瑠『あんたが甘味屋見つけるとすぐに走り出そうとするからですよ。
だから引きずってるんです。』
そう。
沖田さんは甘味屋を見ると、目をキラッキラ輝かせて走り出そうとする。
そのたびに私は沖田さんを引きずった。
………疲れた。
瑠『あんたは子供ですか?子供なんですか?
精神年齢とか五歳以下だろテメェ。』
沖「あれ?機嫌悪いですか、瑠偉さん?」
瑠『機嫌?なにそれ。美味しいんですか?
それより私は疲れからくるイライラを発散したいんですけど………貴方で。』
つまり、
沖田さんに一発殴らせろ、と言いたい瑠偉。