時を超えた恋 - 新撰組と毒舌最強少女 -【完】
沖「やだなぁ。私は男色じゃないですよアハハハハ。」
隊士「で、ですよねぇアハハハハ。」
瑠『2人して棒読みで笑うな。怖いわボケ。』
沖田さんは目が笑ってなくて、背後から黒いオーラが漂ってる。
そんなに男色と思われたのが嫌だったか。
そんなら手ぇ離せよ。
手を離そうと思い
腕をブンブン振るが、離れない。
………なんなんだ。
私は繋いだ手を離すことを諦め、隊士に聞いた。
瑠『で?なんの用なんですか。慌ててたでしょう。』
そう言うと隊士はハッとして
隊士「そ、そうだった!2人とも、副長の部屋に急いで行ってください!今、あの人が帰ってきてるんです!」
あの人?
沖「あの人って誰ですか?」
隊士「それは―――…。」
その名前を聞いた瞬間
沖田さんの表情が変わった気がした。