時を超えた恋 - 新撰組と毒舌最強少女 -【完】
沖「鬼。」
瑠『般若。』
土「てめぇら……。」
土方が拳を握り、プルプルと震えて怒りを抑えていると
原「うっ、うわぁ!土方さん!すみませんっしたぁ!」
先程、土方に部屋から追い出された原田さんが
まだ自分のことで怒ってると勘違いして、走って逃げ出した。
土「………。
てめぇ待てやゴルァ!」
で、何故か追いかける土方。
原「わぁああ!なんで追いかけてくるんだよぉぉお!」
土「てめぇが逃げるからだ!切腹しやがれ原田ぁあ!」
原「意味分かんねーよぉぉお!」
大声で話しながら鬼ごっこをする土方と原田さん。
私と沖田さんは呆れ顔だ。
沖「………朝餉、食べに行きましょうか。」
瑠『そうですね。あんな奴らほっときましょう。餓死するまでほっときましょう。』
沖「じゃあ行きましょう!」
沖田さんはそう言って
私の手をひいて歩き出した。
瑠『…って、ちょっと待てや。なんだこの手は。』
なんで手をつなぐかな。
男色に見られるぞ。