時を超えた恋 - 新撰組と毒舌最強少女 -【完】
土「声がデカくてすぐに怒る近所迷惑な鬼……?」
笑顔で聞く土方。
その笑顔には
違うよな、つか違うって言えやゴラ。という意味が含まれている。
普通の人なら謝っているだろう。
それこそ土下座でもして。
しかし
瑠『的を射てるだろ?』
瑠偉には通用しなかった。
土方は怒鳴ろうとしたが
近「みんな無事に帰ったか。なによりだ。ハッハッハ。」
近藤さんがきた。
そして土方に近づき
近「おっ。歳!なんか疲れきった顔だぞ?」
と、土方の背中をバシバシと叩いた。
それに対して、土方はハァッとため息を吐く。
アンタのせいだよ……、と言いたいが言葉を呑む。
近「疲れはしっかり取れよー。」
と、言って近藤は去っていった。
瑠『なんか………嵐のような人だよな、近藤さんって。』
土「……ああ。」
2人は言い争いする気力を削がれてしまっていた。
一連を陰から見ていた隊士が一言
「近藤さんって………ある意味、最強?」