時を超えた恋 - 新撰組と毒舌最強少女 -【完】






しばらく呆然としていた瑠偉だが、背中にズシッとした重みがあるので意識を戻した。



沖「るーいさーん。」

瑠『チッ、生きてましたか。黒光りする虫並みの迷惑な生命力、見事ですね。
あと、後ろから抱きつかないでください。重いです。』


瑠偉にゴキ●リ(自主規制)と同じにされた沖田。


原「瑠偉ー!総司がイヤなら俺が抱きついてやるぜー!」


いつの間にか回復した原田が、両手を広げて瑠偉に向かって走る。



瑠『近づくな、動くな、息するな。心臓を動かすな。
できることなら、その身を滅ぼせ。
あと、馴れ馴れしく呼び捨てにしないでくれます?どうか“林さん”と呼んでください原田さん。』


原「他人行儀!つかヒドっ!」



なんか瑠偉って俺にだけ冷たくね!?、と叫んでいる原田を瑠偉は横目で見て無視する。


沖「るーいさーん。」

原「ぜってー俺にだけ冷たいよな。摂氏零度みたいな!」



背中にのしかかってくる沖田と、ウダウダと愚痴を言う原田を見て、瑠偉は何度目か分からないため息を吐いた。








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