時を超えた恋 - 新撰組と毒舌最強少女 -【完】




土「はぁ……。もういい。話すぞ。」


ため息一つついて、土方は話し出す。



土「大阪で、何があったか話せ、総司。」


沖「え?あー…、力士と少し言い争いになっただけで、特に何もありませんでしたよ?
私達になりすましていた奴も懲らしめましたし。」



沖田はあっけらかんと言ったので、土方と瑠偉は、は?みたいな顔をした。


言い争いだけで終わってる筈がない。




沖「一くんが腹痛になって、乗っていた舟から降りたんです。
それで歩いてたらー…。」



沖田の話はこうだった。



舟から降りて、歩いてたら橋にかかり、反対側から力士がきた。


芹沢を筆頭に進む一行と、力士達はお互いに道を譲らなかった。



力士は壬生浪士組を田舎侍と馬鹿にし、芹沢が手を出そうとしたが
沖田が間に入り、力士を説得。


力士はしぶしぶ道を譲ってくれたーー…、とのことだ。







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